複素関数f(z)があるとします。
ここで、この複素関数がある点に置いて正則でないとします。
関数のローラン展開の係数をそれぞれその項の留数といいます。
おそらくこれでは何も分からないと思うので、
例えば、次のような関数を考えましょう。
f(z)=1/(z-1)(z-2)
この関数はz=1,z=2で分母が0となるため、正則ではありません。
ここで、この関数をローラン展開します。
何のことはありません、部分分数分解です。
f(z)=1/(z-2)-1/(z-1)
すると、1/(z-2)の項の係数は1であり、1/(z-1)の項の係数は-1です。
これらをそれぞれ、1/(z-2)の1位の留数Res[2]、1/(z-1)の1位の留数Res[1]といいます。
n位というのは-n次の項であることを意味しています。
さて留数がどう便利かといいますと、
閉曲線積分を簡単に解くことができます。
∫c f(z)dz=2πi馬 Res[an]
但しnは閉曲線の中にある特異点のみ。
先ほどの関数を|z|=1.5で線積分すると、
∫c 1/(z-1)(z-2)dz=2πi×1=2πi
となります。
2006年02月27日
2006年01月22日
原子単位というものがあるのをご存知ですか?
原子単位とは電子などのとても小さな世界を記述するために
ややこしい単位をすべてひとつにしてしまおうという単位系のことです。
よく聞く単位系はSI単位系などがありますが、
原子単位系は
電気素量が 1a.u.(ハートリー)
電子の質量が 1a.u.
ボーア半径が 1a.u.
プランク定数が 1a.u.
水素分子の全エネルギーが 1a.u.
ボーア半径上の電子の双極子モーメントが 1a.u.
などなど、
さまざまな値を1にして計算を簡略化使用というものです。
こうすると、例えば、
5.2918+E-11Å=1a.u.になります。
原子単位とは電子などのとても小さな世界を記述するために
ややこしい単位をすべてひとつにしてしまおうという単位系のことです。
よく聞く単位系はSI単位系などがありますが、
原子単位系は
電気素量が 1a.u.(ハートリー)
電子の質量が 1a.u.
ボーア半径が 1a.u.
プランク定数が 1a.u.
水素分子の全エネルギーが 1a.u.
ボーア半径上の電子の双極子モーメントが 1a.u.
などなど、
さまざまな値を1にして計算を簡略化使用というものです。
こうすると、例えば、
5.2918+E-11Å=1a.u.になります。
2006年01月06日
今年もよろしくお願いいたします。
といっても、大分おそいですが…
こっちの更新が大分遅いですねー
すみません。
なぜかモチベーションがあがらないので…
正月早々言い訳して済みません。
さて、今年も頑張って更新していきたいと思います!!
といっても、大分おそいですが…
こっちの更新が大分遅いですねー
すみません。
なぜかモチベーションがあがらないので…
正月早々言い訳して済みません。
さて、今年も頑張って更新していきたいと思います!!
2005年12月28日
スピン演算子は2電子系では、電子1と電子2の和になり、
SI=sI(1)+sI(2) I=x,y,z,+,-
であり、また、S2=S-S++Sz+Sz2
であるため、これらのSにそれぞれ初めの式を代入すると、
長ったらしい演算子ができる。これがS2演算子の詳細である。
sI(1)演算子は電子1のスピン関数(αとβ)にのみ作用するため、
電子2のスピン軌道や電子1の空間軌道は変化しない。
よってそれぞれの値を作用させた結果は長い式で表すことができる。
これらを解くと最終的に、非制限解では
2-0.5[Ψα(1)Ψβ(2)−Ψβ(1)Ψα(2)][α(1)β(2)+β(1)α(2)]
となる。よってこれはΨα=Ψβでない限り、固有値であるとはいえない。
また、実際にスピン演算子の値を求めるには、先ほど計算した結果を使い、
α同士、β同士が同じ電子で積分できる項だけが残ることになる。
それが、1−Sαβになるはずだ。
SI=sI(1)+sI(2) I=x,y,z,+,-
であり、また、S2=S-S++Sz+Sz2
であるため、これらのSにそれぞれ初めの式を代入すると、
長ったらしい演算子ができる。これがS2演算子の詳細である。
sI(1)演算子は電子1のスピン関数(αとβ)にのみ作用するため、
電子2のスピン軌道や電子1の空間軌道は変化しない。
よってそれぞれの値を作用させた結果は長い式で表すことができる。
これらを解くと最終的に、非制限解では
2-0.5[Ψα(1)Ψβ(2)−Ψβ(1)Ψα(2)][α(1)β(2)+β(1)α(2)]
となる。よってこれはΨα=Ψβでない限り、固有値であるとはいえない。
また、実際にスピン演算子の値を求めるには、先ほど計算した結果を使い、
α同士、β同士が同じ電子で積分できる項だけが残ることになる。
それが、1−Sαβになるはずだ。
2005年12月25日
この世界を構成する素粒子にはさまざまなものがあります。
まず、クォークが6種類。
電荷が+2/3 -1/3
第一世代 u(アップ) d(ダウン)
第二世代 c(チャーム) s(ストレンジ)
第三世代 t(トップ) b(ボトム)
このクォークにはそれぞれ反粒子と三つの色、香りを持っています。
よって実際には72種類あるということです。
次にレプトンとしては、
e(電子) νe(電子ニュートリノ)
μ(ミューオン) νμ(μニュートリノ)
τ(タウ粒子) ντ(タウニュートリノ)
があります。
ニュートリノはほぼ0の質量を持ったものです。
そして最後に光子があります。
まず、クォークが6種類。
電荷が+2/3 -1/3
第一世代 u(アップ) d(ダウン)
第二世代 c(チャーム) s(ストレンジ)
第三世代 t(トップ) b(ボトム)
このクォークにはそれぞれ反粒子と三つの色、香りを持っています。
よって実際には72種類あるということです。
次にレプトンとしては、
e(電子) νe(電子ニュートリノ)
μ(ミューオン) νμ(μニュートリノ)
τ(タウ粒子) ντ(タウニュートリノ)
があります。
ニュートリノはほぼ0の質量を持ったものです。
そして最後に光子があります。
2005年12月17日
密度行列には電荷密度行列とスピン密度行列などという行列表現があります。
Pσμν=ΣaN/2CσμaCσ*νa
とすると、電荷密度行列Pμνは、
Pμν=Pαμν+Pβμν
スピン密度行列SPμνは
SPμν=Pαμν−Pβμν
と定義されます。
ここで、Cは何をあらわすかと言うと、
ある波動関数が、規格直交な完全系によって張られたときの係数になります。
例えば、今、2電子2準位系では結合性軌道と反結合性軌道ができるわけですが、
それぞれをΦ1、Φ2としましょう。
すると、この軌道の対称性を破って(ミックスして)できるスピンの立った軌道を、
ψα=Cα11Φ1+Cα21Φ2
ψα=Cβ11Φ1+Cβ21Φ2
と定義します。
このとき、αの軌道はαの添え字の付いた係数、βはβの係数からできます。
さて、ここで、ミックスの仕方を1パラメータで表現すると、
ψα=cosθΦ1+sinθΦ2
ψα=cosθΦ1−sinθΦ2
と書け、それぞれの係数はcosθ、±sinθに相当するわけです。
よって、これより、電荷密度行列とスピン密度行列が計算できます。
但し、計算時に2電子系なので、N=2より、
aにおける和はa=1のときのみ計算すればいいでしょう。
また、この電荷密度行列を対角化することで、
その固有値と固有ベクトルを求めることができ、これを占有数と自然軌道といいます。
自然軌道の重なり積分Tは上のΨをつかって、
T=∫Ψα*Ψβdτ
を実行すればいいだけです。
Pσμν=ΣaN/2CσμaCσ*νa
とすると、電荷密度行列Pμνは、
Pμν=Pαμν+Pβμν
スピン密度行列SPμνは
SPμν=Pαμν−Pβμν
と定義されます。
ここで、Cは何をあらわすかと言うと、
ある波動関数が、規格直交な完全系によって張られたときの係数になります。
例えば、今、2電子2準位系では結合性軌道と反結合性軌道ができるわけですが、
それぞれをΦ1、Φ2としましょう。
すると、この軌道の対称性を破って(ミックスして)できるスピンの立った軌道を、
ψα=Cα11Φ1+Cα21Φ2
ψα=Cβ11Φ1+Cβ21Φ2
と定義します。
このとき、αの軌道はαの添え字の付いた係数、βはβの係数からできます。
さて、ここで、ミックスの仕方を1パラメータで表現すると、
ψα=cosθΦ1+sinθΦ2
ψα=cosθΦ1−sinθΦ2
と書け、それぞれの係数はcosθ、±sinθに相当するわけです。
よって、これより、電荷密度行列とスピン密度行列が計算できます。
但し、計算時に2電子系なので、N=2より、
aにおける和はa=1のときのみ計算すればいいでしょう。
また、この電荷密度行列を対角化することで、
その固有値と固有ベクトルを求めることができ、これを占有数と自然軌道といいます。
自然軌道の重なり積分Tは上のΨをつかって、
T=∫Ψα*Ψβdτ
を実行すればいいだけです。
2005年12月12日
汎関数をもっと簡単に表現してみましょう。
日常の世界で汎関数を使っていることがあります。
例えば、池袋駅から東京駅に行くときにかかる時間をFとし、
その経路をg(x)とします。
すると、かかる時間は経路によって変わります。
この時間が汎関数F[g]となるのです。
山手線を時計回りするか、反時計回りするかでも、時間は違ってきます。
また、歩いていったとするとそれもまた時間が変わるでしょう。
通常必要とされるのは最短で東京駅に行く方法です。
物理の世界でも同様で、エネルギーが最小(最も安定)になる経路が
実際の観測にかかってきたりします。
最小にするときに、変分原理を使います。
経路を微小に変化させたときに、全体がほとんど変化しない点(停留点)が
最小値になっていることが多いのです。
ですから、汎関数の方程式は大抵積分と微分を含むものとなります。
よって、積分微分方程式と言ったりします。
日常の世界で汎関数を使っていることがあります。
例えば、池袋駅から東京駅に行くときにかかる時間をFとし、
その経路をg(x)とします。
すると、かかる時間は経路によって変わります。
この時間が汎関数F[g]となるのです。
山手線を時計回りするか、反時計回りするかでも、時間は違ってきます。
また、歩いていったとするとそれもまた時間が変わるでしょう。
通常必要とされるのは最短で東京駅に行く方法です。
物理の世界でも同様で、エネルギーが最小(最も安定)になる経路が
実際の観測にかかってきたりします。
最小にするときに、変分原理を使います。
経路を微小に変化させたときに、全体がほとんど変化しない点(停留点)が
最小値になっていることが多いのです。
ですから、汎関数の方程式は大抵積分と微分を含むものとなります。
よって、積分微分方程式と言ったりします。
2005年12月10日
2005年11月28日
こちらをご覧ください。

(こちらの画像を無断で使用しました。すみません。
私の好きな化学実験や反応の紹介)
ゴム栓にはいろいろな種類のものがありますが、
もっとも実験室でよく使われているのが、黒いゴム栓です。
次に透明のシリコンゴム栓、そして、あとは赤ゴム栓、この三つが主流です。
黒いゴム栓は穴を開けて、トラップの栓や、冷却器との連結などに使われます。
シリコンゴム栓はナス型フラスコの栓や、温度計を通せるものなどがあります。
赤ゴム栓は酸に強いため、酸性のものを保存するときに良く使います。
また、豆知識として、赤ゴム栓は成分が消しゴムとほぼ同じなので、
鉛筆の字も消すことができます。
消しゴムが見当たらないときは赤ゴム栓で消してみましょう。
すこし汚くなるかもしれませんが……。
(実験ノートの字を消してはいけないんですが……)

(こちらの画像を無断で使用しました。すみません。
私の好きな化学実験や反応の紹介)
ゴム栓にはいろいろな種類のものがありますが、
もっとも実験室でよく使われているのが、黒いゴム栓です。
次に透明のシリコンゴム栓、そして、あとは赤ゴム栓、この三つが主流です。
黒いゴム栓は穴を開けて、トラップの栓や、冷却器との連結などに使われます。
シリコンゴム栓はナス型フラスコの栓や、温度計を通せるものなどがあります。
赤ゴム栓は酸に強いため、酸性のものを保存するときに良く使います。
また、豆知識として、赤ゴム栓は成分が消しゴムとほぼ同じなので、
鉛筆の字も消すことができます。
消しゴムが見当たらないときは赤ゴム栓で消してみましょう。
すこし汚くなるかもしれませんが……。
(実験ノートの字を消してはいけないんですが……)
2005年11月26日
を買いました。
量子的な効果の発見にいたる実験から、
物理量の表し方、そのひとつとなるディラックの記法がまずはじめに来ています。
演算子は
|あ><い|で表されるものであり、
状態はケットベクトル|あ>または、ブラベクトル<あ|によって表され、
状態の定数倍は同値とみなせます。
|あ>⇔2|あ>
上の二つは同じ状態を表す。
ただ、
|あ>+|い>≠|あ>+2|い>
は違う状態を意味しています。
これらより、規格化することができ、
<あ|あ>=1となるような係数をつけます。
さて、状態「あ」に演算子「あ→い」を作用させると、
|い><あ|・|あ>=|い><あ|あ>=|い>
となり、「あ」が「い」に変わります。
また、規格直交な基底ケットの組で展開できるとすると、
|あ>=C1|あ(1)>+C2|あ(2)>+…
ある演算子がこの基底ケットのひとつの成分からできているとすると、
|あ(1)><あ(1)|
これを射影演算子といいます。
これを|あ>に作用させると、
|あ(1)><あ(1)|あ>=
C1|あ(1)><あ(1)|あ(1)>+C2|あ(1)><あ(1)|あ(2)>+…
=C1|あ(1)>+0+…
となり、|あ(1)>に関する項だけが残ります。
ゆえに、“射影”という名がついています。
量子的な効果の発見にいたる実験から、
物理量の表し方、そのひとつとなるディラックの記法がまずはじめに来ています。
演算子は
|あ><い|で表されるものであり、
状態はケットベクトル|あ>または、ブラベクトル<あ|によって表され、
状態の定数倍は同値とみなせます。
|あ>⇔2|あ>
上の二つは同じ状態を表す。
ただ、
|あ>+|い>≠|あ>+2|い>
は違う状態を意味しています。
これらより、規格化することができ、
<あ|あ>=1となるような係数をつけます。
さて、状態「あ」に演算子「あ→い」を作用させると、
|い><あ|・|あ>=|い><あ|あ>=|い>
となり、「あ」が「い」に変わります。
また、規格直交な基底ケットの組で展開できるとすると、
|あ>=C1|あ(1)>+C2|あ(2)>+…
ある演算子がこの基底ケットのひとつの成分からできているとすると、
|あ(1)><あ(1)|
これを射影演算子といいます。
これを|あ>に作用させると、
|あ(1)><あ(1)|あ>=
C1|あ(1)><あ(1)|あ(1)>+C2|あ(1)><あ(1)|あ(2)>+…
=C1|あ(1)>+0+…
となり、|あ(1)>に関する項だけが残ります。
ゆえに、“射影”という名がついています。