元素周期表 使い方
He
LiBeNe
NaMgAlSiClAr
K CaScTiCrMnFeCoNiCuZnGaGeAsSeBrKr
RbSrZrNbMoTcRuRhPdAgCdInSnSbTeXe
CsBa* HfTaReOsIrPtAu HgTlPbBiPoAtRn
FrRa**RfDbSgBhHsMtDsRg 
 * Lanthanide
LaCePrNdPmSmEuGdTbDyHoErTmYbLu
 ** Actinide
AcThPa NpPuAmCmBkCfEsFmMdNoLr

2005年08月28日
2006年度大阪大学院試験
理学研究科化学専攻の基礎化学の問題[1]

1−1 NH3とNF3について、次の問に答えよ

問1 NF3のルイス塩基性はNH3よりも小さい。 その理由を述べよ。

 N、H、Fの電気陰性度はそれぞれ、2.5、2.1、4.1である。
 よって、NとHより、NとFのほうが電子がNからFのほうに引き寄せられる。
 つまり、非共有電子対もFのほうに引き寄せられている。
 ルイス塩基は非共有電子対の供与性の大きさに比例するため、
 より分子内に引き寄せられているNF3はルイス塩基性が小さくなる。

問2 NF3の結合角(102°)はNH3の結合角(107°)よりも小さい。
 その理由を述べよ。

 VSEPR則によれば、メタンなどの正四面体型の構造を持つ分子の場合
 非共有電子対同士の反発が最も大きく、
 その次に、非共有電子対と共有結合との反発が大きくなる。
 NH3とNF3では、HまたはFが3つと、非共有電子対が1つあり、
 非共有電子対とN−H結合またはN−F結合との反発が結合角を決める。
 Hは1s軌道に電子が入っているだけであるが、
 Fは2pまで電子が入っており、空間的に広がっている。
 よって、N−F結合との反発が大きくなる。
 つまり逆に、N−F結合同士が近づき、結合角がNH3より小さくなる。

問3 NF3の沸点(-129℃)はNH3の沸点(-33℃)よりも低い。
 その理由を述べよ。

 Hは電気陰性度の高い、NやOと水素結合を作ることができる。
 よって、NH3では水素結合により、気化させるためのエネルギーが
 より多く必要とされる。よって、NF3の方が沸点が低くなる。
posted by Hosh!kawa at 20:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 院試問題解答
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